AB型の人の特徴

AB型は優しく穏やかかと思うと、短気で怒りっぽいようです。直感的かと思えば、クールな判断を下し、ゆったりしているかと思えば、機敏で活動的……。まさしく、変幻自在で、多彩な性格を内包し、時々に応じてその気質を表していきます。人の目には、それが矛盾して映ることもありますが、すべて本当の姿なのです。

驚くほど鋭い勘が働き、悠然と判断や決断、行動を起こすことができるAB型。悩みに悩む、もがき苦しむという印象が薄いため、そういう人に対して、優越感につながるようですが、攻撃的には見られることはなく、静かな印象をたたえています。本人が優越感に浸りきると、自分が失敗した時認めにくくなるので、その辺は意識的に気をつけた方がよいかもしれません。

AB型の人は一見出たとこ勝負で、B型ぽく見られますが、内面はじっくり情勢分析するA型的思考形態です。色々な展開を、実は、入念に客観的に判断し、処理します。複雑な事態にも、用心深く対処し、ものごとを収拾する手腕は多くの人が認めるところ。AB型が本気でその合理性を発揮すると右に出る者はいないでしょう。

欠点や弱点もなんのその、とにかく意欲的で活発なのがAB型。自己実現へのモチベーションがとても高くて、積極的です。しかも、テンションの高さを維持することもOK！！他人の目に映る優越感や自己顕示欲も、実は、自己実現へ向けてのツールなのです。

AB型の人は今の今まで陽気に盛り上がっていたのに、突然、ぐっと押し黙ることがあります。突然、沈思黙考するため、何を考えているかわからないと思われがちなのです。本人はいたって冷静なんですね。まわりはAB型に期待をするのですが、それは多くの場合裏切られることになりそう。「ほんと何考えてるかわからない！」となってしまうのです。

AB型は何をさせても抜群に有能で優れていますが、どの能力も人からの評価を得るためではなく、自己実現のためのもの。そのため、いったん関心がそれると気が向くまで物思いにふけっていて、仕事が中断することもしばしば……。周囲からみると、そんな点が理解されにくく、天才肌にも見られてしまいます。本人は、いたってマイペースなだけなのです……。

AB型は個人主義で合理的なので、人の目や評価を気にしない無頓着さもあります。常識も知っているし、人の言葉もあえて否定しませんが、自分の判断のほうが優先なのです。社会が個性を尊重するようになったとはいえ、まだまだ出る杭は打たれることを肝に銘じておきましょうね。